公平・公正な市政をめざして、市民の声と力で政治倫理条例の実現を
八王子市政治倫理条例の制定をめざす議員の会
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ご期待とご協力ありがとうございました。
 ご期待とご協力ありがとうございました。議員の会は区切りをつけ解散。政治腐敗の防止と政治倫理の確立へそれぞれの立場で今後も努力します。

 私たち「八王子市政治倫理条例の制定をめざす議員の会」は、昨年6月以来所属政党や会派の違いを超えた13人が、公平・公正な市政の実現のために、政治腐敗の防止を掲げる政治倫理条例の実現をめざして取り組んできました。

 この間、3回の市民集会を行い、委員会審査は3回にわたり、自民党・公明党が対案なるものを提出し、臨時議会まで開催することとなりました。私たちの訴えは、多くの市民のみなさんからのご支持をいただき、本会議と委員会の傍聴者は延べ411人にもなり、マスコミ報道は延べ80件を超えました。

 第1回定例会中の3月6日、本会議で二つの政治倫理条例が採決に付され、私たちの条例案への賛成は14にふえましたが否決となり、自民・公明案が賛成22によって可決成立(3人の議員が退席・棄権)しました。

 成立した自公案の八王子市政治倫理条例は、請負契約等の「自粛」の対象となる親族企業の範囲を1親等内とし、「いかなる届」の提出もないことから、現在の市長・議員に何ら影響を及ぼさず、拘束力を持たないため政治腐敗防止の実効性は期待できません。専門家からも「30点。『政治倫理条例をつくりました』というだけの免罪符。最大の欠陥は、これでは請負契約の適正化が図れない。政治倫理条例の名に値しない」と厳しい評価を受けています。

 しかしながら、政治倫理条例の制定をめざすという一致点で連携してきた議員の会は、不本意な内容とはいえ、条例が可決成立したことで区切りをつけざるをえません。したがって、本日4月30日をもって、政治倫理条例の制定をめざす議員の会は解散することとします。

 今後は、13人の議員がそれぞれ市民の付託を受けた代表者の一人として、またそれぞれの政党・会派として、政治倫理の確立と政治腐敗防止のために、今後予定されている条例施行規則や公共事業の受注状況などをしっかりと点検し、必要な問題提起や提案を行っていきます。

 今回、立場の違う議員が一致する目的で、知恵と力を出し合い、市民のみなさんとともに連携した活動を行うことができたことは、大変貴重な経験でした。今後も様々なテーマで臨機応変にこうした活動ができれば、八王子市議会の活性化と市民のみなさんの期待に応える議員活動ができるのではないかと考えています。

 この間、私たちの活動に期待し、ご協力をいただいた市民のみなさんに心からお礼を申し上げます。

 2009(平成21)年4月30日
 八王子市政治倫理条例の制定をめざす議員の会
 井上睦子、姥貝荘一、狩野宏子、上島儀望、川村美恵子、小林弘幸、陣内泰子、
 鈴木勇次、松本良子、両角穣、山口和男、山越拓児、若尾喜美絵、(50音順)
 2月16日開催された臨時市議会で自民・公明両党の八王子市政治倫理条例案について提案説明の後質疑が行われ、同日の総務企画委員会で深夜に及ぶ審議の結果、議員の会案は否決され、自公案が可決されました。

 私たちは、発表時から自公案が「根幹部分に重大な欠陥がある」ことを指摘してきましたが、審議を通じていっそう浮き彫りになったと考えています。

 問題の第一は、彼らが「理念条例」と言ってはばからないように、現在の市長・議員に何ら影響を及ぼさず、拘束力をもたないため政治腐敗防止の実効性がないことです。

 請負契約等の自粛の対象となる親族企業の範囲を1親等以内とし、しかも「いかなる届」の提出もないことについて、公明党議員から「(仕事)を取っても良い。制限をかけるべきではない」との答弁がありました。これでは、今日問題となっている市長の親族企業が市発注の公共事業に参入することに、条例がお墨付を与えることになります。

 また、政治倫理基準の中で「不正な取り計らい」をしてはいけないとする契約発注者である「市」に外郭団体が含まれておらず、外郭団体が行う契約は親族事業者の制限の対象から除外されていること、兼業・兼職報告書の提出が義務づけられていない点なども重大な欠陥です。

 問題の第二は、自公案が条例の立法作法において基本的な誤りがあり、条文相互の整合性を欠いていることです。

 委員会審議では、自粛すべき「請負契約等」の範囲が不明確であり、「指定管理者の指定を含む」と提案者が答弁しても、それは行政処分であり法律用語上契約に含まれていないことを、「議員の会」の追及によって認めざるをえなくなり一部修正を余儀なくされました。

 また、事業者の責務を規定しないのはなぜかという質問に対し、提案者は、「第3条の『市民』には『事業者』も含まれる」と答弁しましたが、条例中明確な定義が行われていません。さらに、第3条「市民は、主権者としての責務を・・」と規定しており、事業者は主権者ではありませんから、法的に明らかな誤りです。「市民」の規定は、「市民全体の奉仕者」「市民全体の代表者」「市民の調査請求権」にも及びますが、「事業者」を含めるという解釈は整合性を欠いています。
 
 臨時議会と総務企画委員会の審議は実質10時間にもなりましたが、自公議員から「提案者が多いので(全会一致に近い)自公案は55点、議員の会案は50点」、「元々自民党の案は請負契約制限がなくゼロ、議員の会の案は2親等で、足して2で割って1親等とした」「入札結果に市長も議員も手を入れられない。我々は粛々と受け入れるだけ」などという答弁が続きました。

 このような答弁は、八王子市議会の品位をおとしめ、政治倫理に対する真剣さを疑わせるものです。市議会に対する市民の信頼を失わせるものであり、厳しく抗議したいと思います。

 3月6日、本会議において2つの条例案に対する討論と採決が行われます。私たちは、自公案が内容的にも法的にも多くの問題があり、斎藤文男(九州大学名誉教授)さんが指摘するように「政治倫理条例の名に値せず」「拘束力のない偽物」であることを討論で明らかにしていく決意です。

 2つの条例案に対する態度を決めていない議員各位と市民の皆さんに「議員の会」案へのご賛同を呼びかけます。


2009年2月24日
        
八王子市政治倫理条例の制定をめざす議員の会
井上睦子、姥貝荘一、狩野宏子、上島儀望、川村美恵子、小林弘幸、陣内泰子、鈴木勇次、松本良子、両角穣、山口和男、山越拓児、若尾喜美絵 (50音順)
いよいよ政治倫理条例の審査が大づめとなってきました。
私たち議員の会が提出している条例案と、自民・公明党が提出した条例案。
両者を同じテーブルで審議する臨時会・委員会がやっと開かれます。

2月16日(月) 10時より 八王子市議会 本会議場(市役所5階)
臨時会終了後、総務企画委員会


ぜひ、多くの方の傍聴をお願いいたします。
ソノ眼で、ソノ耳で、八王子に必要なのはどちらの条例案なのか、確認してください。
私たちは自信をもって訴えます。

自民・公明案では「兄の市長が発注し、弟が受注」を変えられない と。

詳しくは議員の会ニュース11号、及びブログをご覧下さい。
 議員の会の政治倫理条例案に対し、自民党・公明党案から対案が出されました。

 市民集会では、これまでの議員の会の活動の経過報告を行うとともに、議員の会の条例案と、自民党・公明党案と何がどのように違うのか、市民の皆さんに説明を行いました。

質疑応答の中では、
「自民党・公明党案のような案が通ってしまうことは、恥ずかしいことだ。」
「入札に対し、きちんとした線引きをすることは、事業者にとっても、市民にとっても利益のあることだ。議員の会の条例を通すようがんばってほしい。」とのコメントがありました。

 また、「議員の会としては、政治倫理条例ができるなら自民党・公明党案でもいいと思っているのか。私は絶対に自民党・公明党案に賛成してほしくないと思っているがどう考えるのか。」と厳しく問いただす市民の方もいらっしゃり、議員の会のメンバーから「重要な部分が欠落している自民党・公明党案を通していくわけにはいかない。議員の会の条例案を通していきたい。」とのきっぱりとした答えが出ると「安心した。がんばってほしい。」とのコメントも聞かれました。

 そして、「市民にとって政治倫理条例が制定されることで、市政はどのように変わっていくのか、市民の生活に引き寄せてさらにしっかりとアピールをしてほしい。」「このままだと22対13で数で負けてしまう。もっともっと多くの市民に政治倫理条例のことが伝わるよう、そして、議員の会の条例を通すため、市民の応援を広げていく活動を展開してほしい。」 期待と励ましの言葉を複数の方から頂きました。

 議員の会では、市民集会で皆さんから頂いた意見や要望を踏まえ、改めて市民の皆さんにわかりやすいアピールと応援の輪を広げていく活動をしていく決意を固めました。公正公平で民主的な市政運営を目指すには、議員の会の政治倫理条例こそ必要なのだと市民の皆さんの声を受け、再確認した集会でした。ありがとうございました。がんばります。
臨時会招集請求に対する市長の回答と自民・公明案の提出について
2009(平成21)年1月29日

 本日、黒須隆一市長から、本年1月8日に私たちが地方自治法第101条3項に基づいて行なった市議会臨時会招集請求に対し、「八王子市会議規則に基づく手続状況を確認するため、八王子市議会議長あてに照会したところ、臨時会招集期限である1月28日までに同手続の完了が確認できませんでした。」との理由で、臨時会を招集できなかったとする通知がありました。

 私たちは、12月24日に両会派が条例案を公表した以上、2月16日に予定されている総務企画委員会で充実した委員会審議が行なえるよう、1月中の臨時議会開催となるよう、1月8日に臨時会を請求したものです。

 条例案を公表しながら、この間手続を怠ってきた自民党新政会と市議会公明党は不誠実といわざるをえず、あらためて憤りを感じます。同時に、市長が議長宛に手続状況の照会を行なっただけで、形式論により臨時会の招集を行なわなかったことは、極めて消極的な対応と言わざるをえません。

 一方、私たちの臨時会招集請求期限が過ぎるのを待っていたかのように自民党新政会と市議会公明党は、本日「対案」を議案として議長宛に提出し、2月16日に臨時会を開催するよう調整している旨発表されました。

 私たちの臨時会請求に対し、自民党新政会の対間康久代表は、「現在、提案理由の説明や質疑応答への準備をしている段階。臨時会への提出は考えていない」(1月9日付「朝日新聞」)と述べていました。ここで自民党新政会と市議会公明党が、態度を変え、第1回定例会に先立つ2月16日に臨時議会を開催して、議案を上程、委員会付託を行なうとしてきたことは、私たちの臨時会招集請求が、速やかな審議を求める市民の声に応える正当なものだったことの証です。

 12月議会に対案を出すとしていたにもかかわらず、会期中に提案しなかった自民党新政会の側こそ、私たちの臨時会招集請求に応える手続を速やかに行なうべきでした。しかし、このたび両会派がようやく会議規則に基づく手続を行って議案を提出し、臨時会が開催される方向となったわけですから、私たちは、正々堂々と臨時会と総務企画委員会で徹底した審議を行い、両会派の条例案がもつ重大な欠陥をはじめとした問題点を明らかにさせるつもりです。そして、私たちが提案した八王子市政治倫理条例を成立させるために市民のみなさんとともに全力を尽くす決意です。

八王子市政治倫理条例の制定をめざす議員の会
井上睦子、姥貝荘一、狩野宏子、上島儀望、川村美恵子、小林弘幸、陣内泰子、鈴木勇次、松本良子、両角穣、山口和男、山越拓児、若尾喜美絵(50音順)
 議員の会13名は、地方自治法第101条3項の規定に基づき、2月16日の総務企画委員会で、自・公案が審議されるよう、臨時議会の開催請求を行いました。
 市長は、「確かにお預かりします。内容が地方自治法や議会規則に沿うものか、検討させます。地方自治法にのっとって、適切に手続きします」と答えました。 
* 地方自治法101条
③議員の定数の四分の一以上の者は、当該普通地方公共団体の長に対し、会議に付議すべき事件を示し手臨時会の招集を請求することができる。
④前二項の規定による請求があったときは、当該普通地方公共団体の長は、請求のあった日から二十日以内に臨時会を招集しなければならない。

  臨時議会請求書を市長に提出(8日)
   写真左は、議員の会を代表して請求書を手渡す上島議員。右は黒須市長。
手渡された請求書はこちらです(※PDFファイル)
 根幹部分に重大欠陥
 自民・公明案は、市民の期待に応えるものではない。
 臨時議会を開催して速やかに審議に入り、争点を明らかにしたうえで
 議員の会の条例案を成立させよう!


 私たちは、昨年第4回定例会に自民党新政会が政治倫理条例の「対案」を提出しなかったことに対し、12月15日に「『対案』提出されず 時間をムダにすることなく、政治倫理条例の速やかな成立を!」という声明を発表しました。これに対し、自民党新政会代表・対間議員の「年内には提出する」という発言が新聞で報じられましたので、いつ提出されるのか注目してきました。

 12月24日に、自民党新政会が「八王子市政治倫理条例(案)」を議会事務局に預け、記者クラブにも届けられ、翌25日付の各紙が「八王子市議会 政治倫理条例 自民、公明が対案」(「毎日」)などと報じました。まがりなりにも政治倫理条例が八王子市政にとって必要なルールであるという認識が多数派になったことを歓迎するとともに、この間大きな関心を寄せていただいた市民のみなさん、議会傍聴にお越しいただいたみなさんの力も大きく、感謝申し上げます。

 しかし、自民・公明案の内容は、私たちの提出した条例案に主な骨格を似せ、一部の表現はそっくりそのままにしながらも、根幹部分に重大な欠陥があり、今日市民が大きな関心と期待を寄せている水準とはほど遠いものになっていると言わざるをえません。

 最大の問題は、請負契約等に関する遵守事項を定めた第5条にあります。
① 「市」の範囲を狭めている。
 住宅・都市整備公社など市の出資する外郭団体が含まれていない。

② 「請負契約等」の範囲を狭めている。
 請負契約等の定義規定がなく、指定管理者の指定が含まれていない。

③ 親族事業者の範囲を狭めている。
 「1親等内の親族」と規定し、兄弟姉妹を対象からはずしている。

④ 「実質的に経営に携わっている事業者」の範囲を狭めている。
 「年額300万円以上の報酬を受領している法人等」、「経営方針又は主要な取引に関与している法人等」の規定が削除されている。

⑤ 「辞退」ではなく、「自粛」となり、いかなる届出も不要になっている
 何をもって自粛と言えるのか基準がなく、手続きも不明である。

 これでは、「兄の市長が発注し、弟の会社が受注する」という市長と親族企業の関係をはじめ、現状を変えることができず、市民の求める公職のあり方のルールとして、きわめて不十分だと言わざるをえません。

 事業者の責務規定や兼業・兼職報告書の規定がまるごと削除されていることも問題ですし、議員の会の案に比べて、定義規定をおかずにあいまいな言葉が含まれ、条文が相互に整合していない点も複数みられ、質すべき点があまりに多い内容となっています。これまでの委員会発言と矛盾する部分もあります。

 それでも、このまま条例案の上程を第1回定例会まで先送りし、2月に予定されている総務企画委員会を空転させ、時間を無駄に過ごすわけにはいきません。自民・公明の両会派が条例案を発表した以上臨時議会を開いて提案説明・質疑を行い、総務企画委員会への付託を行うべきです。両案を公の議場や委員会で議論して、市民の前で争点を明確にして議会としての判断を速やかに行うことが必要だからです。

 したがって、私たちは本日、地方自治法の規定に基づき黒須隆一市長に対し、臨時議会の招集を請求しました。第4回定例会会期中に提出できなかった自民・公明の両会派こそ臨時議会を提起すべきではないでしょうか。

 私たちは、自民・公明案は根幹部分に重大な欠陥があり、市民の期待に応えるものではないと考えますが、臨時議会を開催し速やかな審議に入り、争点を明らかにすることは、議員の会の条例案を成立させ、公平・公正で市民に開かれた民主的な市政実現のために必要不可欠だと考えます。市民のみなさんには、一層のご理解とご支援をお願いします。

2009(平成21)年1月8日
八王子市政治倫理条例の制定をめざす議員の会
井上睦子、姥貝荘一、狩野宏子、上島儀望、川村美恵子、小林弘幸、陣内泰子、鈴木勇次、松本良子、両角穣、山口和男、山越拓児、若尾喜美絵(50音順)

2008年の「議員の会」トピックスはこちら
記者会見で共同アピールを発表 (6月24日・八王子市役所内)
▼ 賛同議員一覧/ファックス
  井上 睦子: 042-626-6435
  姥貝 荘一: 042-626-7065
  狩野 宏子: 042-665-9158
  上島 儀望: 042-663-0388
  川村 美恵子: 042-627-4507
  小林 弘幸: 042-624-5890
  陣内 泰子: 042-636-8640
  鈴木 勇次: 042-662-2451
  松本 良子: 042-662-0418
  両角  穣: 042-621-1205
  山口 和男: 042-664-1061
  山越 拓児: 042-678-0276
  若尾 喜美絵: 042-627-4507
  (8月1日現在、五十音順)

 議員の会では、会の活動にご協力していただけるボランティアを募集しています。

▼ご近所に議員の会のビラを配ってくれませんか。
▼私たちと一緒に朝の駅や街頭宣伝でいっしょにビラを配ってくれませんか。
▼未だ賛同を表明していない議員へ、問合せ、働きかけをしてくれませんか。
▼11月17日の総務企画委員会の傍聴にぜひお出かけください。

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